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藤井寺

ふじいでらし【大阪府】


[藤井寺]
大化の改新以後、河内国府が置かれた河内の中心地。巨大な前方後円墳が密集する古市古墳群や多くの由緒ある神社仏閣を有する地。市名は、行基が開基したと伝え、国宝・千手観音坐像がある西国三十三箇所第五番札所・「葛井(ふじい)寺」から引用。「フジイ(葛井)」は名義不詳。「葛井寺」は百済系渡来人葛井連の氏寺として創建されたともいう。「藤井寺」という地名は、大和在住の藤井安基が浄財を集めて荒廃した葛井寺の再建に尽力したことから、安基の苗字を採って生まれたという。