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高月

たかつきちょう【滋賀県】


[高月]
天平年間に栗原に創建され後、当地に遷座した式内社・神高槻神社が鎮座する地。当地を流れる高時川は、古代「高槻川」と称し、平安後期には「秋といへば光をそへて高月の川瀬の浪もきよくすむなり」と詠われた観月の名所で、後に高月川と呼ぶようになったという。室町時代、伊香郡富永荘に属した高月郷。「槻の巨木が生い茂る微高地」の意とする説がある。古保利古墳群、渡岸寺観音堂の十一面観音が有名。