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和泉

いずみし【大阪府】


[和泉]
市名は、大阪府南西部の旧国名「和泉国」からで、和泉国の国府があった地とされる。「和泉」は、古くは「チヌ(「血沼」・「茅渟」)と称した。716年、河内国を大鳥郡、和泉郡、日根郡の三郡に割いて特別行政区の和泉監を設置。740年、これを廃して河内国に合併、757年に再び和泉国として独立。元来は「泉」一字であった地名を二字化して嘉名・「和泉」となった、「和」は添字。「和名抄」は「以都三(いつみ)」と訓じている。古くから清水が多く湧き出た地であり、国名は、泉井上神社の境内にあった泉・「和泉清水(国府清水)」に由来する説があり、神功皇后が新羅出兵の途中、泉井上神社に先勝を祈願したところ、一夜にして霊水が噴き出したことから、「和泉」と呼ぶようになったという。他に「イズ(出)・ミ(水)」からとする説もある。