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有田

ありだぐん・し【和歌山県】


[有田]
『有田郡』は、日本書紀には紀伊国「阿提(あで)」郡と見え、「安諦」とも記されている。→806年に平城天皇の諱「安殿親王(あてのみこ)」に通じることから「在田」に改称。和名抄は紀伊国「阿利太(ありた)」郡と訓じている。→江戸期以降、主に明治以降、「有田」に属した。「アデ」は語源不詳、「アテ(山頂、高所)」の意とする説があるという。「アデ(アテの転、高貴、優雅)」の意で、土地の景色を表したか(本来、「アテ(貴)なり」は内的な美をいう)。又は「アテ(反対側・裏側)」の意か。『有田市』は、有田川河口に位置する市。1954年に有田郡箕島町と保田村、宮原村、糸我村が合併して誕生した町名→市名。「紀州有田みかん」の里。蚊取線香の生産地。