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設楽

したらちょう【愛知県】


[設楽]
1878年に設楽郡を分割して成立した北設楽郡に属する町。町名は、延喜三年(903年)に宝飯郡から分立した「設楽郡」から。「和名抄」は参河国「之多良(したら)」郡と訓じている。郡名は、疫神の設楽神・拍手音シタラなどの意味があるという説、「穂の垂(しだ)る郡」の意・「シダル郡」からとする説、豊穣で諸事充足しているところ「足る郷」といい「シ(発語)・タル(足る)」からとする説、かつて新羅人が住んでいたので「シンラ」が転じた説、羊歯が生い茂っていたから「シダ原」とする説、麻織物の古語「シトリ」又は「シドリ」の転とする説、ヒダの生えるなだらかな土地の意とする説などがある。三河の田楽が伝承される地。