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神楽坂

かぐらざか【東京都】


[神楽坂]
新宿区にある坂の名、及びその周辺を示す地名。江戸期は殆どが階段で、明治初期に頂部を削り取って緩やかにした坂。「かみくら」→「かんぐら」→「かぐら」と転じたか。「カミクラ」の「カミ」は神楽と同様に「カミ(神)」の意、「クラ」は神楽の(神が)降りる・座る場所の「クラ(座)」ではなく、崖や傾斜地につけらる地名「クラ(倉、鞍)」の意か。なお、元和の頃に津久戸明神が田安台から筑土八幡脇に移転した時に神楽を奏したことからとする説、二丁目に高田穴八幡の御旅所(神輿を安置する所)があり、祭礼で神輿が通るときに神楽を奏したことからとする説、二丁目に高田穴八幡の御旅所(神輿を安置する所)があり、祭礼で神輿が通るときに神楽を奏したからとする説、若宮町の若宮八幡の神楽の音がこの坂まで聞こえたからとする説などもあるという。