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石岡

いしおかし【茨城県】


[石岡]
常陸国の国府が置かれた地。近世「府中」、「平村」と呼ばれた地域が、1869年、廃藩置県の際に、石岡と改称。1790年代に書かれたといわれる「府中雑記」にみえる石岡城に因んだ名称か。「石岡」は、14世紀前半の文書「常州田文」に「別名 石岡 三丁八反」とわずかにみえる。地名の由来は、アイヌ語の「ウシュ・オガ」(石・岡)の転で、広い森を意味し、安住の地を指すとする説、国府の国に対し、石の字を当て、国府の岡という意とする説、石岡台地の南岸に海水が打ち寄せていたことから「潮よせる岡」と呼ばれ「潮岡(うしおか)」が転じた説、小高い丘を意味する地形語「イワオカ」が転じた説などがある。