和紙

わし


[和紙]
紙の製法は7世紀初頭、中国から朝鮮を経て日本に伝わり、日本独自の発展を遂げました。和紙には、手すきのものと、機械すきのものとがあります。前者の特徴は「流し漉き」にあり、紙すき作業の時に植物から採取される透明の粘液を混入することにより日本で生まれた技法で、その効果が手すき和紙の紙質的特徴です。、後者は故紙や木材パルプなどを原料とする障子紙などです。薄く、強靭で風合いが美しく、寿命が比較的長いなど、洋紙にはない良さがありますが、製紙に10日程かかることや生産性が低いために価格が高く、現在では工芸品の材料・家具の部材・紙塩など一部の用途にしか使用されていません。