漫才

まんざい


[漫才]
2人の芸人が1組になり、面白おかしく言葉をやりとりして観客を笑わせる寄席芸能です。平安時代の新年を祝う歌舞(万歳・まんざい)が明治時代に大阪で寄席演芸(万才・まんざい)に変化し、大正末期には、吉本興業の芸人がコンビの話芸を成立させました。昭和初期に興業によって漫才と呼び名を変え、東京へも進出しました。落語に比べ漫才は現代的です。2人の演者は、ボケ役とツッコミ役と呼ばれる二つの役割に分かれ、こっけいなやり取りの面白さやアドリブの巧みさが客を楽しませます。落語家と同様、漫才師もラジオからテレビへ、マスメディアの発達と共に大活躍しています。