達磨

だるま


[達磨]
だるまは、仏教の一派である禅宗の開祖・達磨(だるま)の座禅姿を模した、手足のない置物、又は玩具です。多くは張子(はりこ)細工で、顔以外は赤く塗られており、底が重く、起き上がりこぼしになっています。倒しても元通りに起き上がる姿が、9年もの間、石の上で座禅を組んで瞑想し続けたという達磨の逸話に見立てられ、開運の縁起物となりました。目の部分は書き入れずに空白のままに残し、何らかの祈願を行い、祈願が叶うと目を書き入れるという習慣があります。赤いだるまは疱瘡除け・魔除けの力がある玩具として子供に与えられていました。