謡
うたい
[謡]
謡曲(ようきょく)とも言い、能の声楽部分が謡です。台詞(せりふ)や地謡(コーラス)など、言語で表現される部分の総称ですが、室町時代(1392~1573)頃、能から独立した芸能としても愛好され、素謡(すうたい)と言われる、単独での演奏、鑑賞も盛んになりました。安土桃山時代から武士、町人が能を愛好し、実際の能としては上演されない素謡専用の能が新作されたりして、謡曲は空前の流行となりました。現在も庶民に根強い愛好者がいて、このことが能の存続を支える収入源・基盤ともなっています。
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