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長谷川町子

はせがわまちこ


[長谷川町子]
1920~1992
佐賀県多久市出身の我が国初の女性プロ漫画家で、代表作は「サザエさん」「いじわるばあさん」など。山脇高女在学中から漫画家・田川水泡に師事し、福岡の地方紙「夕刊フクニチ」に発表した「サザエさん」で4コマ漫画の第一人者としての評価を得るようになった。「サザエさん」は、後に掲載紙を朝日新聞に替えて1974年まで連載され、現在も根強い愛読者に支えられている。1970年に、無断でキャラクターを使用していたバス会社を提訴し、今日の知的財産権に関する先駆的な行動となった。1992年5月27日、心不全のために72歳で亡くなったが、熱心なクリスチャンで生涯独身を通した。没後と同年の7月には、漫画家として初めて国民栄誉賞が贈られた。