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沢田教一

さわだきょういち


[沢田教一]
1936~1970
青森県青森市寺町で郵便局員の長男として生まれた写真家で、戦乱の東南アジアの戦場を舞台にした数々の報道写真を世に送り続けたことで知られる。青森市内の写真店勤務を経て上京。UPI通信東京支社に入社した。サイゴン支局特派員としてベトナムへ赴任すると、ベトナム戦争取材に全力を傾けるようになり、危険を冒して戦場を駆け巡った。米軍の銃撃を逃れて川を逃げ惑う母子を撮影した「安全への逃避」でピューリツァー賞、第9回世界報道写真大賞を受賞したほか、その後も「敵を連れて」「泥まみれの死」などで報道写真展ニュース部門の賞をいくつも受賞した、1970年10月28日、カンボジア国道2号線を移動中に銃撃を受け34歳の若さで死去。1971年、写真家としての功績を評価されてロバート・キャパ賞を受賞。