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黒澤明

くろさわあきら


[黒澤明]
1910~1998
元軍人の体育教師を父として、現在の東京都品川区東大井に生まれる。「羅生門」を初め「生きる」「七人の侍」「赤ひげ」「天国と地獄」など数多くの名作を手がけ、「世界のクロサワ」として海外でも広く名を知られた日本を代表する映画監督である。若いころは画家を志し、18歳で二科展に入選するほどの画才の持ち主であったことから、映画撮影用の絵コンテは有名である。制作に当たっては妥協を許さない徹底ぶりで「天皇」などと呼ばれたが、リアリズムを追求するあまりに、「蜘蛛巣城」の撮影では、主人公に対して実際に至近距離から矢を射させた、という逸話も残っている。1998年9月6日、脳卒中により死去。映画監督としては初めて国民栄誉賞を授賞。また、文化勲章受賞者でもある。