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室生犀星

むろうさいせい


[室生犀星]
1889~1962
日本の詩人・作家。本名、室生照道。1889年(明治22年)元加賀藩士の私生児として金沢に生まれた。13歳で義母に高等小学校を退学させられて地方裁判所の給仕として働き始める。俳句を知り、文学で生きる道を志して21歳で上京。その後、北原白秋主宰の「朱欒」で詩壇に登場する。また無名時代の萩原朔太郎らと交流を結び、抒情詩人として活躍をはじめた。小説にも進んで1919年『幼年時代』を発表、さらに『性に眼覚める頃』『或る少女の死まで』など自伝的小説で作家としての名声を得た。代表作は他に詩集『愛の詩集』『抒情小曲集』、小説『かげろふの日記遺文』など。