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小林多喜二

こばやしたきじ


[小林多喜二]
1903~1933
日本の作家。1903年(明治36年)現在の秋田県大館市に貧しい農家の子として生まれる。4歳で小樽に転居した。その後小樽で銀行員として働く傍ら、志賀直哉やゴーリキーなどに傾倒した。その一方で社会主義思想にも目覚めて労働運動に参加するようになった。1929年日本プロレタリア作家同盟の中央委員となり、同年『蟹工船』を発表。プロレタリア文学の旗手として一躍注目を集める。同作は発禁処分となり、さらに『不在地主』によって銀行を解雇された。1933年特高警察に逮捕され、築地署で激しい拷問を受けて死去した。