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幸田露伴

こうだろはん


[幸田露伴]
1867~1947
日本の作家。本名、幸田成行。1867年8月20日(慶応3年年7月23日)江戸に生まれる。1885年18歳で電信技手として北海道余市の電信局に赴任するが2年後に文学を志して退職し、上京。1889年『露団々』を発表。続く『風流仏』によって作家としての地位を確立し、尾崎紅葉、坪内逍遥、森鴎外と並んで「紅露逍鴎」時代を築き上げた。幸田露伴の作品は写実的でありながらも幻怪な要素を取り入れたものであり、井原西鶴などの江戸時代の古典の流れを汲んだその作風は尾崎紅葉とともに「擬古典主義」と称される。1937年第1回文化勲章受賞。作家の幸田文の父でもある。代表作は他に『風流仏』『五重塔』『連環記』『運命』『頼朝』『蒲生氏郷』『平将門』など。