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柿本人麻呂

かきもとのひとまろ


[柿本人麻呂]
660頃~720頃
飛鳥時代の歌人で三十六歌仙の一人。後世、山部赤人とともに歌聖と呼ばれて称えられているが、出生などに関する資料がなく、万葉集が唯一の資料であるが、石見の国(現・島根県)で亡くなったとされている。万葉集第一の歌人といわれ、長歌19首、短歌75首が収められていて、その歌風は枕詞・序詞・押韻などを駆使した格調高いものと評価されている。ことに、長歌では複雑で多様な対句を用いて長歌の完成者とまで呼ばれ、また短歌では140種あまりの枕詞を用いたが、うち半数はそれまでに見られないものであり、彼の独創性を表している。