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小野小町

おののこまち


[小野小町]
809頃~901頃
平安前期9世紀ごろの女流歌人で、三十六歌仙の一人。絶世の美女であったとされ、今日では美人の代名詞ともなっている。生まれは、現在の秋田県湯沢市の生まれという説が主流となっているが、生誕地であるかどうかの確証はない。歌風はその情熱的な恋愛感情が反映され、繊細・哀艶・柔軟艶麗で、紀貫之は「古今和歌集」の序文で「彼女の作風は、万葉集のころの清純さを保ちながら、なよやかな王朝浪漫性を漂わせている」と絶賛した。晩年は前記生地で過ごしたという言い伝えがあるが、あまり知られていない。