修正依頼



明治天皇

めいじてんのう


[明治天皇]
1852~1912
第122代天皇で、近代天皇制が確立した時期の天皇である。孝明天皇を父として、京都の、母方の権大納言中山忠能邸で生まれた。在位期間は日本近代化の潮流の中にあり、「大政奉還」から始まって「王政復古と戊辰戦争」「明治維新」、そして「日清戦争」「日露戦争」などの困難を経験した。明治新政府では最高権力者として祭り上げられ、その後の天皇の神格化への流れへとつながった。在位期間を「明治時代」と呼び、その元号からとって「明治天皇」と追号されたが、明治天皇の代から、天皇在位中には元号を変えず、また、その元号を追号とする一世一元制が採用されるようになった。公式の崩御日時は7月30日午前0時43分とされているが、実際の崩御は7月29日午後10時40分ごろのことである。大喪の日には、日露戦争で活躍した乃木希典大将らが殉死した。