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間宮林蔵
まみやりんぞう
[間宮林蔵]
1775~1844
常陸国筑波郡上平柳村(現・茨城県つくばみらい市)で農民の子として生まれた冒険家。幕府が行っていた利根川東遷事業の作業に加わった林蔵は、地理や算術の才能を見込まれ、後に幕府の下役人となった。1800年、南千島に派遣されて同地に来ていた伊能忠敬に測量技術を学び、1803年には西蝦夷地を測量した。1808年、幕府の命により松田伝十郎に従って樺太を探索、1809年には、樺太が島であることを確認した伝十郎が帰った後、単身、海峡を渡って黒竜江下流を調査した。その記録は「東韃地方紀行」として残され、林蔵は樺太が島であることを確認した人物として認められた。後に、シーボルトが作成した日本地図で樺太・大陸間の海峡をマニワノセトと命名した。1844年に深川蛤町の家で没した。
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