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天草四郎

あまくさしろう


[天草四郎]
1662頃~1638
関ヶ原の合戦に敗れた小西行長の元家臣の子で島原の乱の中心人物。美少年であり、幼少のころから中国の難しい書物を暗唱するなど神童とうわさされて農民の尊敬を受けていました。1637年、幕府のキリシタン弾圧と厳しい年貢の取り立てに反抗して農民が島原の一揆を起こした際に、わずか16歳でその首領に推されました。この乱では、天草や島原地方の農民や幕府によって冷遇されていた浪人などおよそ三万七千人が、幕府側十万余人に対して果敢に立ち向かい、原城の攻防は九十日間にも及びましたが、結局、幕府軍の総攻撃によって一揆側は全滅し、天草四郎も多くの農民と共に若くして非業の死を遂げました。