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足利義政

あしかがよしまさ


[足利義政]
1436~1490
室町幕府8代将軍。兄義勝の死により将軍となる。初めは政治に積極的でしたが、もともと政治的な素質に乏しかったためにうまくいきませんでした。財政難、守護大名の勢力争い、飢饉の発生、頻発する農民の暴動(土一揆)などが重なりましたが、彼にはこれを処理する能力がなく、在職中に、借金をゼロにする徳政令を13回も出して社会の混乱を招きました。また、晩年には後継争いから1467年に応仁の乱が起き、1473年、ついに将軍職を義尚に譲って東山に隠退しました。隠退後は茶の湯や猿楽などにふけってぜいたくな生活を送りましたが、有名な銀閣寺は祖父の義満が建てた金閣寺にならって彼が建造したと伝えられています。